外壁・板金・自動車などに使用されている塗装機器のスプレーガンやネイルアート、ボディアートなどの エアーブラシに関してアネスト岩田がお送りするコーティングブログ。

コーティングブログ ここだけの話

 

2009.9. 2

かき氷と塗布?? +新製品情報です!

皆様こんにちは
塗布エンジニアリングチームの「スマイル」です。
暑い日が続きますね。
先月末、関東地方には台風が近づいたため涼しい日もありましたが、翌日は台風一過の影響で横浜は丸1日ピーカンでした。
気温も朝からうなぎ登りです。
この暑さが和らぐまで、もう少しの辛抱ですね。

さて、暑いときに食べたくなるものと言えば、私の第1位はかき氷です。
子供の頃から「何かイベントがないと食べられないもの」「家で作ってもあまりおいしくないもの」ということで、特別なイメージがあります。
さすがにかき氷を食べるだけを目的に喫茶店に行く、ということはしませんが、地元の夏祭りでは必ず食べます。
中でも好きなのは宇治金時ですね。
抹茶の苦さと練乳の甘さが絶妙のバランスです。
夏祭りが終わると夏休みも終わりだな・・・なんて物悲しくなったりします。

そんな思い出話はさておき、
今日は液体の粘度についてお話しましょう。
それと、後のほうには新製品の情報もいち早く紹介しちゃいます!

では始めましょう。
液体には必ず粘度、というものがあります。
例えば先ほど話に出てきましたかき氷で言いますと、あまりシロップは粘り気がなくて、練乳は粘り気が強いですよね?
この粘り気の違いを数値で表したのが粘度と言われる単位です。

粘度の単位はPa・sパスカル秒と読みます)で表します。またPポアズ)という単位も使われています。
こちらのほうが馴染みのある方も多いかと思いますので、今回は私も馴染みのあるP(ポアズ)で統一したいと思います。
水の粘度は約1cPs(センチポアズ ※1P=100cPs=0.1Pa・s)です。
シロップは水とほとんど同じ粘度と考えていいでしょう。
練乳は・・・探しても見つかりませんでした・・・(;^_^A
食品の粘度を調べるなんてマニアックな人、あまり世の中にいないんでしょうね。
似たような液体は見つけました。比較しますと
はちみつ ≒ 50,000cPs らしいです。
桁が違いすぎて余計に想像がつきにくくなりました??

みなさんの回りにある液体の粘度を比較しますと
サラダオイル   ≒ 60~80 cPs
トンカツソース  ≒ 1,000 cPs
トマトケチャップ ≒ 30,000 cPs
水あめ      ≒ 100,000 cPs

だいぶイメージしやすくなりましたよね?

ちなみにこの粘度、見た目では正確に判断できませんし、測定しようとするととても高い機械が必要です。
そこで
アネスト岩田では簡易的に粘度測定を行える“粘度カップ”というものを発売しています。
nk-2.jpg
粘度カップ
形式:NK-2
定価:¥5,200-
測定可能粘度範囲:10~60秒 ≒ 0.2Pa・s(200cPs)

これは塗膜の品質管理のため、大まかに粘度を判断する道具です。
下のカップには小さな穴が開いていて、そこから材料が流れ出る時間を計測します。
かかった時間で粘度がわかる、という仕組みです。
ただし、60秒を超える材料や固形分の多い材料の場合は正確な数値が得られない、という難点もあります。
塗料の粘度が毎日毎日大きく変わってしまったら、同じ条件で塗装して同じ品質を得るなんてできませんよね。
価格的にもお手ごろですので、お持ちでない方はお使いになってみてはいかがでしょうか?

さて、粘度の話に戻ります。
液体を霧にする時に重要になるのが、この粘度の数値です。
一般的に粘度が高ければ霧になりにくいですし、粘度が低ければ霧にしやすいのです。
粘度の高い接着剤などを噴霧する場合は、塗料を霧にする時と違ってもう1工夫必要になります。
液量を減らしてみる、接着剤専用のガンを使ってみるというのも1つの手段です。
逆に離型剤という粘度の低い液体を塗布するときは「中割れ・中くびれ」という現象が起きやすく、注意が必要です。

また、供給装置も粘度によって機械を変更する必要があります。
接着剤を搬送する場合、ダイアフラムポンプを使うと中で固まって動かなくなる可能性があります。
接着剤を搬送するときは加圧タンクを選ぶお客様が多いみたいです。

このように塗布の分野では多種多様な材料を噴霧します。
「粘度」が液体を霧に出来るかどうか、供給できるかどうかを左右する重要な条件になるということをご承知ください。
塗布エンジニアリングチームにお問い合わせをされた方でしたらわかると思いますが、確実に粘度は聞かれると思います。

さて、お待たせしました。ここから新製品の情報です。
上の接着剤の話に関連しますが…
このたびオールステンレス製の加圧タンクを発売することになりました!!
COTというシリーズになります。
cot-10+10hl.JPG

材料の水系化、薬液塗布用途の多様化、接着剤市場でのニーズにお応えして作りました。
接着剤用と機能剤用の2機種、容量は10Lと20Lの合計4タイプをご用意いたしました。
写真は両方とも10Lですが、左が接着剤用、右が機能剤用です。

特徴としては
①オールステンレス製
②材料補給口が大きいので、補給しやすくなりました。
 内部を洗いやすくなりました。
③内部鏡面仕上げなので汚れがつきにくく、洗浄性が向上しました
鏡面.bmp


④内容器を入れられるので汚れ対策も万全
内容器 最小サイズ 小.bmp
ペイントタンク用の標準の内容器(PTC-10W、20W)を入れて使えます。

⑤機能性材料用に残量レベルゲージをつけました
ゲージ拡大.bmp

蓋を開けなくても材料の残量がわかります。
作業の邪魔をしません。

気になる価格ですが・・・ごめんなさい。まだ発表できないんです。
近々には発表させていただきますね。

水系の材料を使っていらっしゃる皆様、ぜひ使ってみてください。

それでは今回はこの辺で失礼します。また次回お会いしましょう。

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